ブランドガイドラインを作るメリット
2024.6.14/ブランディング
ブランドガイドラインは、ブランドのビジュアルとアイデンティティを一貫して維持するためのルールです。これにはロゴ、カラーパレット、画像スタイル、など、ブランドの全ての要素に関する詳細な指示が含まれます。
ブランドガイドラインとは
主な目的:
- 一貫性を保つ:すべてのマーケティング素材やコミュニケーションにおいて、ブランドイメージが一貫するようにする。
- ブランド認知度の向上:一貫したビジュアルとメッセージを通じて、ブランドの認知度と信頼性を高める。
- 効率の向上:デザイナーやマーケターがブランドのルールに従うことで、新しい企画やグラフィックが必要になった際にデザインの作成の無駄を削減できる。
ブランドガイドラインの基本要素
ブランド概要
- ブランドのビジョンとミッション:ブランドの目的や長期的な目標を明示する
- ブランドの価値観:ブランドが大切にする価値や理念を示す
ロゴの使用方法
- ロゴのバリエーション:カラー、モノクロ、逆バージョンなど
- ロゴのサイズ:ロゴが識別可能な最小サイズを示す
- スペーシング:ロゴの周りに必要なスペースを指定する
カラーパレット
- プライマリーカラー:ブランドの主要なカラー
- セカンダリーカラー:補助的に使用するカラー
タイポグラフィ
- フォントファミリー:ブランドで使用するフォントの種類とスタイル
- フォントサイズと行間:見出しや本文での使用方法
ビジュアルスタイル
- 画像ガイドライン:使用する画像のスタイルやトーン
- アイコンとグラフィック要素:ブランドに合ったアイコンやグラフィックのスタイル
アプリケーション例
印刷物:名刺、パンフレット、ポスターなどのデザイン例
デジタルメディア:ウェブサイト、SNS、電子メールのデザイン例
ブランドガイドラインは、ブランドの一貫性と認知度を高めるための強力なツールです。しっかりとしたガイドラインを作成し、全てのコミュニケーションにおいてブランドのアイデンティティを維持することで、ブランド価値を向上させることができます。
ロゴマークやHPなどのブランドデザインの制作を発注する際には、ブランドガイドラインの制作も一緒に依頼すると統一感が生まれるのでおすすめです!
ブランドデザインの作成を一緒にお願いする理由
一貫性の確保
ロゴデザインとブランドガイドラインを一緒に作成することで、一貫したビジュアルアイデンティティを確立できます。これにより、すべてのマーケティング素材やコミュニケーションが統一された印象を与えます。
効率の向上
同じデザイナーやデザインチームに依頼することで、プロセスがスムーズになります。デザイナーがブランドの全体像を理解しているため、追加の説明や調整が少なくなります。
コストの削減
ロゴデザインとブランドガイドラインを別々に依頼するよりも、一括で依頼する方がコストが抑えられる場合があります。まとめて発注することで、セット価格が適用されることもあります。
ブランド認知度の向上
一貫したブランドガイドラインは、ブランドの認知度と信頼性を向上させるために重要です。ロゴだけでなく、色、フォント、ビジュアルスタイルなど、ブランドのすべての要素が統一されることで、強いブランドイメージを築くことができます。
ブランドデザイン発注時のポイント
依頼する際には、ブランドのビジョン、ミッション、ターゲットオーディエンス、競合他社、期待するデザインのスタイルなどのイメージを用意します。
2.サンプルや参考資料を提供する
既存のロゴやデザイン、インスピレーションとなる他社のブランドガイドラインなどを提供すると、デザイナーがイメージを共有しやすくなります。
3.コミュニケーションを密にする
プロジェクトの進行中には、定期的なミーティングやレビューを行い、進捗を確認します。デザイナーとのコミュニケーションを密にすることで、期待通りの成果物を得やすくなります。
4.契約内容を明確にする
ブランドガイドラインの内容や納品物(PDFドキュメント、ロゴファイル、カラーパレット、タイポグラフィガイドなど)を明確に契約書に記載します。また、修正回数や納期についても合意しておくことが重要です。
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